京都五山の送り火
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京都市左京区にある祖母の家は、銀閣寺へとつづく小径『哲学の道』と呼ばれる疏水の前。
美しいところです。
『銀閣寺』や『法然院』は幼少期の遊び場でしたね。
夏休みはいつも、従姉妹や兄弟たちと『大文字山』にもよく登りました。
今宵、8月16日は『五山の送り火』
ご先祖さまの霊をお送りするという精霊送りですね。
京都を囲む5つの山に「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に点火されていくそうです。
京の夏を代表する行事のひとつです。
祖母の家から見える大文字は「左大文字」。
太く、神々しい姿に、子供心に胸が高なったのを思い出します。
大切な人との思い出が溢れてきます。
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水をはった丸いお盆に送り火『大』を映して飲むのです。
無病息災に暮らせるのだと祖母からおそわりました。