風日祈宮(かざひのみのみや)

五十鈴川

先日、伊勢神宮参拝して参りました。
旧暦のお正月にあたる三が日に行けたので、よかったです☺️

暖かな日で、風も心地よく吹き渡る中、まずは『外宮』参拝。
そして、道開きの神様がおられる『猿田彦神社』と音楽の神様『弁天様』をお参りしてから『内宮』へ。

人混みをさけ、五十鈴川添いの小道を流れに沿って内宮へと向かいました。
しばらく佇んで清らかな川を眺めておりますと、心も体もどんどん軽くなっていきます。
来るたびに感じるこの感覚😊
心地よいです。

20年に一度、宮処などを新しく建て直すという『遷宮』(せんぐう)がありますね。
前回の「伊勢神宮遷宮」の年にある不思議な事がおこりましてね。
この出来事をきっかけに、『半年後「風日祈宮橋」が新しく架け変わる日に奉納演奏』を、という運びにスルスルと決まりました。びっくりでしたよ。

伊勢神宮内宮の能舞台での演奏。
日取りが決まってまずはお礼をと、初めて内宮にある『風日祈宮』に参拝。
その時にできた曲が『畏敬の念』『願い』そして『祈り』です。
奉納中にも不思議な夢のような体験をしたのですが‥‥またいつか機会があればお話しします。

古事記に記されている『国生み神話』。
伊弉諾(イザナギ)と伊奘冉(イザナミ)が国を産んだ後も、次々と神様を産んでいかれますね。
その時に『息から生まれた神様』がおられます。
『級長津彦命』(しなつひこのみこと)『級長戸辺命』(しなとべのみこと)の男女一対神。

息や風を司る神様なんですよ。『風日祈宮』の謂れを聴いた時に、ああ、全て人生の出来事は導かれているのだと悟り、思わず涙が溢れた思い出があります。

笛も息を吹くことで、音が生まれ、メロディーが生まれていくでしょう。
だからとても関係が深いと感じています。
いつも私が言う『笛は風のごとく!』ですよね。

外宮の『風宮』、内宮の『風日祈宮』にお祀りされております。
今回の伊勢神宮参拝の折、『風宮』『風日祈宮』両方に立ち寄り、ただ感謝のみお伝えいたしました。

風吹き渡る『風日祈宮橋』から

『風日祈宮』へと渡る橋に差し掛かったあたりから、茫々(ぼうぼう)と風が吹いてきて、ああ、またお会いできました、という感覚に包まれました。
目に見えない高次の世界からは、全てお見通しだと思っています。
だから、ただ感謝と自分の歩む道をひたすら歩み続けますとお伝えするだけです。

そんな、心地にさせてもらえるのが『伊勢神宮』です。

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