夕月夜

玉垂(たまだれ)の 小簾(おす)の間通し ひとり居て 見る験(しるし)なき 夕月夜(ゆうつくよ)かも [万葉集 第七巻1073]

共に月を愛でる人がおらず、たった一人で簾(すだれ)越しに見る月は、なんとも見がいのない月だろう…。
と、一人ぼっちの寂しさが歌われています。

昨日は満月でしたね。
綺麗でしたね。
一昨日の月も綺麗でした。

でも、昨晩は雲が多かったです。
雲がスッキリ切れるまで、のんびりと空を見ていようと思ったのですけどね。
早々に引き上げてしまいました。

一人で、ビール片手にぼんやりと見上げておりますと、浮かんできたのが万葉集を題材にしたオリジナル曲。
「ひとり居て見る験なき夕月夜」。
この曲は、ひとりで見る月はつまらない…と寂しさを歌ったものです。

ワイワイと楽しいお月見も良いけれど、
二人で、しっとりのお月見も良いけれど、
一人で見る月も風流で良いと思うのですよ。

でも、昨晩の私は、一人が寂しかったのでしょうかね?????

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です