「蒙霧升降(ふかききりまとう)」
七十二候では今日から「蒙霧升降(ふかききりまとう)」(第39候)というそうですよ。
「ふかき霧まとう」、深い霧が立ち込める頃って事なんですね。
はあ〜、幻想的。
そういえば、「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」(第5候)ってありましたよね。
春の野山に春霞がたなびき、幻想的な風景をみせてくれます。
この頃の幻想的風景は、暖かくで柔らかくて、フワフワしたイメージ。
でも、秋の幻想的イメージのこの霧は、重みを感じます。
まとわりつく感じ。
ず〜〜んってきます。
はて???
「霞(かすみ)」と「霧(きり)」ってどう違うんですか????
ふと気になり調べてみました。
「霧」も「靄」も、大気中の水蒸気が固まり、小さな水滴となって、フワフワと浮くことで、視界が悪くなるっという気象現象だそうです。
同じ現象ですよね〜。
違いはずばり、どのぐらい見通せるか!なんですって。
ざっくりいうと、
「霧」は見通せる距離が狭くて、1km未満。
「靄」は、1km以上は見える、10km未満の状態だそうです。
なるほど〜。
つまり「靄」よりも「霧」のほうが視界が悪いって事ですね。
霧の重みを感じるという感覚は、視界を遮ることからくる、どよ〜〜んって感じなんですね。
ああ…、なんだか感じる秋の切なさ。
心がじわっ〜と、霧で押しつぶされそうに〜〜〜。
切ない〜〜〜〜。