オタクサの花♪紫陽花を頂きましたよ。
綺麗な紫陽花の花。オタクサの花!
雨の季節にあいますね。
篠笛のお稽古の時に「お庭に咲いたので」と言って持って来て下さいましたよ。
お花のプレゼント、本当に嬉しい〜〜〜〜❤️
私がまだ20代、オランダにいた時期。
あるオランダ人から、「シーボルトの日本人妻の名前が「オタクサ」で、紫陽花の別名だよ」と教わりました。
長崎出島のオランダ商館でお医者様として、日本に医学を教えたシーボルトですね。
日本原産の花。
万葉集にも出てくる紫陽花の別名を、日本人の私が知らなかったことの恥ずかしさと、美しい紫陽花の名で呼ばれたなんて、なんと美しく素敵な女性なのだろうかと、また国には正妻がいるシーボルトが日本を離れる時、残された彼女は、どれほど悲しく切なかったのだろうかと、思いを巡らせたことを思い出します。
だから、この花を見ると美しいだけでなく、切ない花っていう印象が私にはあります。
ほんと梅雨の時期にはぴったりの風情ある花ですね。
こんなに清楚な花なのに、万葉集にはほとんど出てこないのが不思議。
そう言えば、古代の人には花の色が変わる事から、移り気だ!と言って人気がなかったのだと、聞いた事があります。
花にとって、まったく迷惑なことですよね〜。
でもこんな万葉歌があるんですよね。
紫陽花の八重咲くごとく 弥(や)つ代にをいませ我が背子 見つつ偲(しの)はむ
万葉歌第20-4448 橘諸兄
紫陽花の花のように、これからも末長く年月をお過ごし下さい。あなたをずっとお慕いしています、という意味ですね。
長寿を願う心が込められているのですね。
あ、そう言えば、もうすぐ父の日!
長寿を願って、紫陽花を送るのも良いかもです〜〜❤️
ちなみに私の父、天寿まで生きると豪語しています!!!
まあ『天寿を全うする』っていう言葉があるぐらいだから、しっかり人生を生きてねと思いながらも、いったい天寿とは何歳なのか???と調べたところ
なんと、怖い〜〜〜〜!!!!
250歳でした!!!!きゃあ〜〜〜〜。