月の明かりに照らされて

数日苦しんだ「熱中症」からの復活、二日目。
凍らせたアクエリアス片手に、恐る恐るお仕事しています。

とはいえ、元気になったら、また色々とやりたくなるのですよ。
新しいCDアルバム作りの構想もムクムク。舞台の構想もムクムクと湧き上がって来ました☺️♪

そうそう、来週配信予定のYouTube動画は、以前ちらりとお話ししましたギターとキーボードとの演奏動画。
『月の明かりに照らされて』という楽曲をお届けします。
CD収録ではシンセサイザーとの楽曲ですが、今回はまた違ったテイストで聴いてもらえます〜。
ほどよい緊張感の中、気持ちよく演奏しています。

動画の中でもチラリとお話ししていますが、この曲は月光を浴びながらできた曲なんですよ。
あの日は満月。
本が読めるぐらいの明るさで、雲の輪郭が浮き上がってみえる本当に美しい月夜でした。

私、奈良県の山中で数年間生活をした経験があります。
集落からさらに山にむかって続く道を車でしばらく走り、「あれ?道間違えたかな?」
と思ったぐらいに位置する昭和初期に建てられた古民家。

土間の台所でね、「おくどさん」がありましたよ。
お風呂は薪で炊くんです。
夜中には、いたちか、ねずみか?屋根裏を走り回っていたし、鹿の鳴き声で外にでると川上から獣の匂いが漂ってきたり。
唯一の近隣まで400メーター。
もう片方の家(山守の方が住んでおられました)までは2kmはあるような、獣とまさに共存している空間でしたね。

でもほんとうに美しいところでした。
夜中まで、音楽をガンガン鳴らしても文句が出ないどころか、「田んぼの鹿除けに、大いに鳴らしてくれ」と村の方からは言われていたほどですから、よく仲間たちと音楽合宿。

夜通し庭で火をたきながら夜空を眺めたり、谷川が近くを流れているので、夏は野菜やスイカを冷やしたり。
夏の稽古後に川に飛び込んで汗をながしたり…。
冬は白銀の世界で大はしゃぎ。
本当に四季折々、自然の移り変わりを体感。
そんな中で、朝から晩まで、曲作りしていたという時代があります。

そこでの月光浴で生まれたのが、今回聴いていただく「月の明かりに照らされて」です。
私の月好きは、この時代に毎晩眺めていたからですね。

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