菱餅(ひしもち)
和菓子屋さんで菱餅を買いました💕
可愛いね、綺麗ね〜とか言いながら、夕食後に食べちゃいましたよ〜
「桃の節句」にはちょっと早いですけどね😊
菱餅の色の意味って知ってますか?
桃色:桃を表し「魔除け」
雪を表し「清浄」
緑色:草を表し「成長」
なんですって。
伝統には色々と祈りや願いが込められているのですよね。
あ、今、『呪』(しゅ)という言葉が浮かびました。
夢枕獏さんの小説『陰陽師』読んだ事ありませんか?
その本の中でとにかく『呪』(しゅ)が出てきます。
呪い(のろい)という、怖いイメージ、人を不幸にする概念でなくて。
なんだろうな、良いことをもたらしたり, 災難を除いたりする為にかけられる『呪』(しゅ)。
『呪』とは何かを、謎めいた感じでいつも安倍晴明が言うのです。
もう手元に本がないので、正確には忘れましたけど…。
『呪』は、物とは何かという根本を決める言葉。
名前もその人を縛る『呪』だし、見えない物にも名前をつける事で『呪』になる。
という様なことを言ってました。
その当時、わかったようなわからないような感覚でしたが、うまく説明出来ないけれど、今はよくわかります。
『菱餅』にも祈りや願いの『呪』がかかっているのですね。
おひな様も、もとは人型の役目。
穢れをその人型にのせて、身を浄化させる役割があったわけで、『呪』なんです。
「井上真実」という私個人を縛る『呪』。
穴があいているだけの「竹」ですが「篠笛」と呼ばれる事で、これも『呪』となるのです。
日本人は、伝統行事を通して、また日常の様々なものに『呪』をかけ、大切にしてきたのですね。
そんなことを今ね、ふとっ思いました。