10月11日AZUMA忌
恩師 故 東祥高氏と地上でのお別れをしてから、毎年「AZUMA忌」として、皆と集まり追悼演奏会をしています。
毎年課題曲は違うのですが、40曲以上を皆と「黙々と篠笛を吹く」という日なんですよ。
昨年、そして今年とコロナ禍の影響で集まれず、各々が課題曲に取り組む日として今日の日を過ごしました。
今回で10回目です。
あと数年で共に音楽活動をしてきた月日を超え、残された日々の方が長くなってしまう…。
悲しい‥と、思っていましたが、今日気がついた事があります。
『共に活動した日々が終わったのではなく、いまなお延長線上である』という事です。
共に作ってきた楽曲を演奏し続ける事、教えの道を歩み続けている事に気がつきました。
お別れした直後、万葉歌のアルバム作りで大変お世話になったある大学の先生が私に、こんな言葉をかけて下さいました。
「東さんと共に歩んだ道は、これからも続く一本道だよ」と。
道が途切れたと思って、当時の泣き崩れている私の心には響かなかったけれど、今ならはっきりとわかります。
道は続いているし、延長線上で確実に歩んでいるのだと、10年目にしてようやく悟りました。
これからも、この道を歩み続けます。
音楽談義を聴きながら、美味しい「一献」が出来る日が来るまで。
とりあえず、今宵は一人で一献傾けますか!🍶