魔除け「ヒカゲノカズラ」

奈良県にお住まいの蝶々と植物にお詳しい先生から、珍しい植物を頂きました。
「ヒカゲノカズラ」というそうです。

私は「きつねの枕」と昔、教わりました。
手触りがとっても柔らかな山中で見かける植物。
ふわふわでほんと、枕にピッタリなんですよ。
かわいいネーミングだね〜って思っていたぐらいの知識でしたが、昨日先生から教えて頂いた植物のお話!
とっても面白いんです😊

お正月の飾り付けや、ぶら下げて柱などにくくり付けたりして「魔除け」また「縁起物」として使われる家も多いとのことでしたよ。
このヒカゲノカズラに関する情報も一緒に送って下さったのですが、それを読めばますます興味津々!

まずうわあ〜って、思いましたのが、なんとこの植物。
「地球史」でいう「古生代」の時期、恐竜時代よりももっともっと前ですよ。
植物が陸に上陸した頃に生まれた植物なんですって!
四億二千万年前!!!
「生きた化石」と呼ばれているそうです😆

「生きた化石」と聞けば、「シーラカンス」とか「オウムガイ」とか「クラゲ」とか…浮かびますよね〜。
植物では「ハスの花」なんかも数千年前の大昔からなんて聞きますけど、年代の桁が違いますよね。

調べてみると、「ヒカゲノカズラ」は『最古』の生きた化石だそうです。
『最古』がつくんですね〜。

面白いのはそれだけではなくて、日本神話で天照大神がお隠れになった時「天岩戸開き」で「天鈿女命(アメノウズメノミコト)」が躍るシーンありますよね。
芸能の神様で、太鼓や踊りの発祥の神とも言われていますね。
胸をあらわに、腰をふって踊ったとかで、そのシーンがクローズアップされていますが、その時「ヒカゲノカズラ」を襷掛けにしたって記述があるのですって。
古代の神々も大切にしておられたのですね〜〜〜〜。
貴重!ですよね。

そして、神様に新米をお供えして、恵みを感謝するお祭り「新嘗祭」では、今も「ヒカゲノカズラ」を冠に飾るそうですよ。
「新嘗祭」は古事記にも登場、天照大神も新嘗祭を行ったと書かれていますから、ずっとこの「最古の植物」は日本の歴史とともに歩んできているのですね〜〜〜〜。

って、思って改めてこの「ヒカゲノカズラ」をみると、ありがたく感じてしまいましたよ。
先生、ありがとうございます💕

余談になりますが、昨日はまだ夜が明けぬ前に家をでて、真っ暗な道をテクテクと。
そのうち、夜も明け、お日様の光が降り注ぎ、思わず立ち止まり日の光を浴びたんですけどね。
日の光を遮る家の前には「影」ができ、遮断するものがないときは光溢れる。

でも、太陽は変わらずあって、日陰も日向の太陽があるからで、結局一対、陰陽で一つ、丸なんだなあ〜と実感。
日向も日陰も太陽を象徴しているのだ!と、妙に納得した朝だったのですが、この「ヒカゲノカズラ」のヒカゲ(日陰)。

名前からみると日陰に生育する植物のように思いますが、日向で元気に繁殖するのですって!
それを聞いて、朝納得した「日の光の存在」を感じる陰陽と同じで、古代から「日の光の存在」を映す植物だったのだと
またまた妙に納得できました😊♪

とっても勉強になりましたね〜〜、ということで、チャンチャン!

Follow me!