赤蜻蛉(あかとんぼ)

お盆過ぎからの1週間が、まためちゃくちゃに早く感じます。
時間の加速!そんな感じです。
バタバタと動いている間に、8月も終盤ですね。

ほんのりですけど、今朝の大阪にも秋の気配感じます。
しかし、日中はまだまだしっかりと暑いですけどね。

大阪からはなれて地方に行くと、もう赤とんぼよく見かけます。
赤とんぼを見ると、秋への道を感じます。
真っ赤な夕焼けに染まる田園、赤とんぼが飛び交う様子は、まさに日本の原風景の一つですね。
秋の実りを感じますよ。

蜻蛉は「あきづ」とも言われますが、豊穣を象徴するんですよね。
秋に飛ぶ、秋の実り。
五穀豊穣ですね。

私の好きな万葉歌の一つに蜻蛉が出てきます。

大和(やまと)には 群山(むらやま)あれど とりよろふ
天(あま)の香久山登り立ち
国見(くにみ)をすれば 国原(くにはら)は 煙(けぶり)立ち立つ
海原(うなはら)は 鴎(かまめ立ち立つ)
うまし国ぞ 蜻蛉島(あきづしま) 大和の国は
        (万葉集 第一巻2 舒明天皇) 

天皇のお仕事の一つに「国見」というものがあって、香具山に登って、大和はなんて素晴らしいんだ!と歌っているのです。
この最後の『うまし国ぞ 蜻蛉島(あきづしま) 大和の国は
美しい国だ!トンボの島、大和の国はっていうんですけど、ここに蜻蛉がね、出てくるのですよ。

最初なんで?って思っていたんですけど、蜻蛉は豊穣を表すという事を知って納得しましたよ。
つまり、「美しく素晴らしい、豊かな国だ」と歌っていたんですね。

だからでしょうか、赤とんぼを見ると、いつも豊かな心地になるのです😊

今年も秋の豊穣、楽しみです〜♪
美しい日本に生まれて幸せです💕

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